【上海11月26日 Xinhua News】 上海市公安局は26日、大規模な偽造ナイキスニーカー事件の解決を発表しました。警察当局は数ヶ月にわたる捜査の末、設計から生産、販売に至るまでの完全な犯罪ネットワークを解体することに成功しました。
事件の概要
今回摘発された偽造スニーカー事件は、中国国内で近年増加している知的財産権侵害事件の中でも特に大規模なケースとして注目されています。上海警察によると、押収された偽造ナイキスニーカーは6万足以上、半製品が10万足以上、さらに偽造製造設備500セット以上に上ります。
逮捕された容疑者
事件の中心人物である田容疑者をはじめ、計15人の容疑者が逮捕されました。警察当局の発表によると、このグループは高度に組織化された犯罪ネットワークを構築し、中国国内だけでなく海外への販売ルートも持っていたとされています。
押収品の市場価値
押収された偽造品の市場価値は約1億2000万元(約24億円)相当と見積もられています。警察当局は、これらが本物と見分けがつかないほど精巧に作られていたと指摘し、消費者への注意を呼びかけています。
捜査の過程
上海警察は、オンライン取引プラットフォームでの不審な取引をきっかけにこの偽造ネットワークの存在を突き止めました。数ヶ月に及ぶ潜入捜査と電子証拠の収集を経て、一斉摘発に踏み切りました。
知的財産保護の重要性
上海市公安局のスポークスマンは「この事件の解決は、中国が知的財産権保護に真剣に取り組んでいることの証だ」と述べ、今後も偽造品撲滅に向けた取り組みを強化していく方針を明らかにしました。
消費者への影響
専門家によると、このような高品質の偽造品は消費者に大きな経済的損失を与えるだけでなく、安全性の面でもリスクがあると警告しています。特に運動靴の場合、偽造品は適切なクッション性やサポートを備えていないため、足や関節に障害を引き起こす可能性があります。
今後の対応
警察当局は、今回の事件を契機にオンラインプラットフォームとの連携を強化し、偽造品の流通防止に向けた新たな対策を導入する予定です。また、消費者に対しても、正規品と偽造品を見分けるための啓発活動を拡大していくとしています。
この事件は、中国が知的財産権保護とブランド偽造対策に本格的に取り組んでいることを示す重要な事例として、国内外から注目を集めています。
