記念すべき50周年の新章
2022年はオーデマ ピゲのアイコン「ロイヤル オーク」シリーズ誕生50周年という記念すべき年です。9月に入り、ブランドは記念イベントをさらに盛り上げるため、2つの画期的な新作モデルを同時発表しました。これらは単なる限定版ではなく、APの技術的進化を体現する特別仕様時計として注目を集めています。
北米限定:チタン製フライングトゥールビヨンの技術的特徴
最初の注目作は「ロイヤル オーク オートマティック フライングトゥールビヨン」です。このモデルは北米市場限定でリリースされ、軽量化チタンケースにAP独自のフライングトゥールビヨン機構を搭載しています。6時位置に配置されたトゥールビヨンケージは1分間で1回転し、重力の影響を補正する精密機構が特徴です。
ムーブメントにはCaliber 2950が採用され、シースルーバックからその美しい仕上げを鑑賞可能。65時間のパワーリザーブを確保しつつ、ケース厚みを10.6mmに抑えた薄型設計は、APの技術力の高さを証明しています。
ブラックセラミッククロノグラフの先進素材
もう1つの新作「ロイヤル オーク ブラックセラミッククロノグラフ」は、高硬度セラミック素材の可能性を追求したモデルです。従来のブルーセラミックに加え、新たに開発されたブラックセラミックケースは、傷つきにくく軽量という特性を持ちながら、ロイヤル オーク特有の「ペタパターン」を精密に再現しています。
クロノグラフ機能にはCaliber 4401が搭載され、フライバック機能と縦型クラッチ機構を備えています。文字盤には「メガタペストリー」と呼ばれる新たな仕上げ技法が施され、光の加減で表情が変化する深みのあるデザインが特徴です。
50周年記念モデルに込められた哲学
これらの新作には、ロイヤル オークの伝統と革新を融合させるというAPの強い意志が反映されています。ジェラルド・ジェンタ氏が1972年にデザインしたオリジナルの八角形ベゼルデザインを継承しつつ、現代の最先端技術を投入した点が評価されています。
特に素材開発においては、セラミックの着色技術やチタンの加工技術に新境地を開拓。時計愛好家だけでなく、素材科学の専門家からも注目を集める内容となっています。
コレクターズアイテムとしての価値
両モデルとも厳正な限定生産となるため、市場での価値上昇が予想されます。特に北米限定のフライングトゥールビヨンは、地域限定という希少性から収集価値が高いと見られています。
オーデマ ピゲの公式発表によれば、これらのモデルはロイヤル オークの歴史における新たなマイルストーンとして位置付けられており、次世代に向けた技術的基盤を提示するものとされています。
