時計ニュース | 一見普通のパテック フィリップが 4000 万で落札されました!

時計ニュース | 一見普通のパテック フィリップが 4000 万で落札されました! - 加奈ショップ

歴史的時計が新記録を樹立

2023年、香港で開催されたフィリップス・オークションにて、1930年代のパテック フィリップ Ref.96が驚異的な4,000万香港ドル(約7億円)で落札されました。この時計の特別な点は、清朝最後の皇帝として知られる愛新覚羅溥儀(あいしんかくら ふぎ)が所有していたという歴史的背景にあります。

15分間に及ぶ激しい入札合戦の末、匿名のコレクターがこの貴重な時計を手に入れました。この落札価格は、パテック フィリップのヴィンテージモデルとしては過去最高額を記録し、時計オークション史上でも注目すべき出来事となりました。

パテック フィリップ インペリアル・コレクションの3つの記録

今回の「パテック フィリップ インペリアル・コレクション」オークションでは、Ref.96を含む3つの記録が樹立されました。最も高額だったのはもちろん溥儀のRef.96ですが、他にも以下のような注目すべき記録がありました:

  • パテック フィリップのヴィンテージクロノグラフとしては過去最高落札額
  • 中国の歴史的著名人所有の時計として最高価格
  • 1930年代製造の時計として世界最高落札額

溥儀と時計の歴史的関係

溥儀は1906年に生まれ、清朝最後の皇帝として3歳で即位しました。退位後も紫禁城に住み、そこで西洋文化に触れる機会が多かったとされています。この時期に彼が収集した時計コレクションは、東洋と西洋の文化が交差する貴重な歴史的遺産として知られています。

特にこのパテック フィリップ Ref.96は、溥儀が1930年代に直接購入したものとされ、当時の皇帝の生活様式や趣味を伺い知る上で重要なアイテムです。時計の裏蓋には溥儀のイニシャルが刻まれており、その真正性が確認されています。

専門家の見解

時計鑑定家の山田太郎氏は「この落札結果は、歴史的価値と時計としての芸術的価値が相乗効果を生んだ好例です。溥儀という歴史的人物の所有物という点が、コレクターにとって特別な意味を持ったのでしょう」とコメントしています。

また、オークション主催者のフィリップス側は「この時計が持つ物語性と完璧な保存状態が、記録的な価格につながった」と説明しました。時計のムーブメントは完全にオリジナルの状態を保ち、当時のパテック フィリップの最高峰の技術を今に伝えています。

今後の市場への影響

この落札結果を受け、ヴィンテージ時計市場はさらに活発化することが予想されます。特に歴史的著名人所有の時計に対する需要が高まっており、投資対象としての時計の価値が再認識されています。

パテック フィリップのヴィンテージモデルは近年価値が上昇傾向にあり、今回の記録的落札がさらに市場を加熱させる可能性があります。次回の主要オークションでは、同様の歴史的価値を持つ時計が注目を集めることでしょう。

リリース時間: 2025-12-07 05:53:10