観光客が税関を逃れるために275万元相当のパテック フィリップの腕時計を腕に着けていた?弁護士:最高10年の懲役刑に処される可能性があります!

観光客が税関を逃れるために275万元相当のパテック フィリップの腕時計を腕に着けていた?弁護士:最高10年の懲役刑に処される可能性があります! - 加奈ショップ

税関職員のX線検査で発覚した巧妙な手口

深セン税関が2023年7月9日に発表した声明によると、福田港から入国した観光客が高級腕時計の密輸を試みた事件が明らかになりました。税関職員が実施した手荷物のX線検査において、空の時計箱が発見されたことが事件の発端となりました。

詳細な検査の結果、この空の時計箱はスイスの超高級時計ブランド「パテック フィリップ」の正規品であることが確認されました。市場価格は約275万元(日本円で約5,500万円)相当と見られています。

腕に着用して税関通過を試みるも…

税関職員の追及調査により、この観光客が時計本体を腕に着用し、空の箱だけを手荷物に入れることで税関検査を逃れようとした事実が判明しました。密輸を企てた観光客は直ちに拘束され、現在は司法手続きが進められています。

中国税関当局の発表によれば、この種の密輸行為は「故意に申告を回避した」とみなされ、刑法第153条に基づき起訴される見込みです。現地の刑事弁護士は「このような高額商品の密輸事件では、情状酌量の余地が限られ、最高で10年の懲役刑が科される可能性がある」と指摘しています。

高級時計密輸の摘発が増加する背景

近年、中国税関では高級腕時計の密輸摘発が相次いでいます。背景には中国国内の富裕層を中心とした高級時計の人気と、正規輸入品に課せられる高い関税(時計類は20%程度)があります。

税関当局は「密輸の手口は年々巧妙化しており、今回の事件のように時計を身に着け、箱だけを手荷物に入れるケースや、複数の人間に分散して所持させる『スモーグリング』と呼ばれる手法が増えている」と警戒を強めています。

専門家によれば、パテック フィリップのような超高級時計は中国国内での正規価格が海外の1.5倍以上になることもあり、密輸による価格差が犯罪を誘発しているとの見方が示されています。

税関検査の最新技術と旅行者への注意喚起

今回の事件では、税関職員の訓練された目とX線検査技術が功を奏しました。最新のX線装置は時計の金属部品を明確に識別できるため、箱だけをスキャンした際の不自然さが発見の決め手となりました。

旅行者への注意として、税関当局は「海外で購入した高価な物品は必ず申告し、必要な関税を支払うこと」を呼びかけています。特に時計、宝飾品、電子機器などは申告漏れが発覚しやすい品目として挙げられています。

今回の事件を契機に、中国各税関では入国者の手荷物検査をさらに強化する方針を明らかにしており、今後の動向が注目されます。

リリース時間: 2025-12-07 05:53:13